ベトナム出身の介護士です。EPA(経済連携協定)の介護福祉候補者として日本に来ました。家族の介護経験がきっかけで介護業界に興味を持ち、特に祖父の介護を通じて、サポートを受ける側とする側の気持ちを深く理解できたと思います。有度の里は知人の紹介で見学させていただき、理事長との面談で方針や考え方に共感したため選びました。
主な業務は入浴介助、食事介助、排泄介助、レクリエーション、機能訓練などです。朝は送迎サポートやデイサービスの準備から始まり、日中は様々な介助やアクティビティのサポート、夕方は再び送迎と片付けを行います。
特にやりがいを感じるのはレクリエーションの時間です。利用者さんと楽しく過ごせたり、「ありがとう」と言われたりする瞬間が最高の喜びです。印象深いエピソードとしては、普段厳格な利用者さんから入浴介助後に「お風呂のやり方が良かったよ」と涙ながらに言われたことがあります。認められた感覚があり、とてもやりがいを感じました。
職場の雰囲気はとても良くて、リーダーや同僚が親切に仕事を教えてくれます。外国人でも分かりやすく教えてくれる初任者研修が特に印象に残っています。会社のサポートのおかげで介護福祉士の資格も取得できました。職場環境も整っており、休憩スペースやトイレなども充実しています。また、外国人職員がいることで、様々な文化の料理やお菓子を共有する機会があり、それがコミュニケーションのきっかけになっています。文化の違いや言葉で困ったときは同僚に聞いたり、辞書で調べたりして乗り越えています。
日本の生活は美味しい料理や果物があり、楽しんでいます。電車の乗り方など最初は戸惑いましたが、ネットを活用して徐々に慣れてきました。仕事とプライベートのバランスを大切にし、家族との時間や趣味、勉強の時間も確保しています。
ストレス解消法としては、新しいことを学んだり、趣味の刺繍をしたり充実した休日を送れていると思います。
今後は経験を積んで、私が皆さんにしていただいたように外国人サポートも行っていきたいと考えています。
日本語や介護の内容は確かに難しいかもしれません。しかし、頑張ればできることはたくさんあります。私自身、体調を崩して入院したことがあるのですがその時も会社のサポートがあり、継続して仕事ができています。周りのサポート体制を活用すれば、必ず乗り越えられると思います。ぜひチャレンジしてみてください。やりがいのある素晴らしい仕事ですよ!